40代でぱっと仕事やめて、長期休暇を取るという夢のようなかるびさんのお話。
無職になっても充実しているようで、「月50冊」の読書はうらやましい限りです。生活費はご家族が稼いで何とかなるようですが、それでもその年で一歩踏み出せるのは素晴らしい決断ではないかと。
さて、自分に戻って考えると、40越えたあたりから確かに感じてはいるんです。「25歳のときに思い描いていた40代とはちがうなぁ」と。
当時の想定では、世界をまたにかけたビジネスマン、イノベーター、
スティーブ・ジョブス、ビル・ゲイツ、そして島耕作
のような人生が、40代になったら待っていると信じていました。
今なら、イーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグ、そしてホリエモン
あたりでしょうか。
しかし、40歳をこえて人生の折り返しに入ったとき、どうも違うことに気づきます。あきらかに、島耕作でも、課長島耕作、へたすりゃ、ヤング島耕作なわけです。
おかしい、もっとやりたいことは他にあったはず、と感じるものの、40代になるといまいち踏み出せなくなるわけです。
- それなりに生活のできる中途半端な給与
- 家庭に安定的に吸い取られる大量生活費
- しょうもないけど、銀行でローンを借りられるくらいの役職のついた名刺
- 積み立てられた退職金
等々
いろいろとしがらみがあるわけです。以前の20代、30代の時の外資系、スタートアップならいつも今日が最終出社日みたいな感じです。つねに転職活動し、ちょくちょく紹介業者(エグゼクティブサーチ)にも会い、いつでも準備万端なわけです。
しかし、日本企業にくると時間はゆっくりと流れます。なんとなく、過ごしていてもいきなり首になることはなく、評価が上がるも下がるもゆっくりです。
また、給与もさして上がりません。その分貯金のように退職金に積み立てられます。しかもその貯金は途中で自分からおろそうとすると、激減するという、不平等な積み立てです。
結局、お金、昇進等々が、あいまいなまま時間が過ぎ、転職の準備を怠り、辞めるタイミングを逃してしまいます。
確かに、「日本の大企業が安定しているなんてもうありえない」みたいなことも言われますが、それでもスタートアップよりはずーっとましです。
それにつぶれかけても、十分にお金を払ってもらえます。東芝なんて、5000万円近く早期退職金がでるとか、でないとか。
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160323/biz/00m/010/032000c
と、まあ、会社にしがみついてはや何年か。
ここら辺で1年休んで自由になりたい今日この頃です。でもそのためには、会社員辞めるだけでなく、夫、父もやめないとだめそうですが。。。
ほんと、40歳でサバティカル休暇、その行動力がすばらしい!
(おじさんサラリーマンのバイブル。今は学生まででてます。)
(Paypalから、電気自動車、ロケットまで理系エンジニアなら多少はあこがれます)
(同じPaypalのピーター・ティールの本。いかに競争しないかは仕事でも重要な視点です。)