中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

人員

SIer vs WEB屋 その3 無難なWEBサイトへの回帰

WEB屋が大風呂敷を広げて始まったWEB開発のお話の続きです。 blog.sme-itdept.com SIerの逆襲 さてまずは、WEB屋のデザインをもとにSIerが概算見積りを出すのですが、それでは予算に全くミートしないので、詳細を見直します。 まずは、SIerとWEB屋を集めて、…

SIer vs WEB屋 その2

WEB屋に現場部門が陥落することで、WEBのリニューアルプロジェクトが始まったお話の続きです。 blog.sme-itdept.com ゼロベース思考 WEB屋のプロジェクトは、まずはゼロベース、制約なして、デザインが始まります。UXを云々言いながら、デザインのモック、ワ…

SIer vs WEB屋 その1

中堅企業でも時には、数億円かけてECサイトを作ることがあります。 あまりいけていないECサイトができるまで うちのような中小企業に毛の生えた程度の会社では、ITシステムの開発を内製化するほど人は抱えられません。特にWEB関連ではスキルがすぐ陳腐化して…

クラウドソーシングは、りっぱな労働市場2

世界ではクラウドソーシング、労働市場として確立されているという話の続きです。 (前回はこちら) blog.sme-itdept.com 日本のクラウドソーシング市場 日本のクラウドソーシングもそれなりにがんばってます。クラウドワークスは2014年に上場し、2016年には…

13万人の営業のコストは誰が負担するのか

日立が2万人の営業をコンサルタントにするという記事。 www.nikkei.com 営業人員を2万人増やす。13万人の営業人員を活用し、従来の機器・設備販売から、AI(人工知能)やビッグデータ解析などの先端技術を駆使したコンサルティング型サービスの提供に経営…

やっぱり保守が好き

1980年代後半にやっぱり猫が好きというドラマがありましたが、それとは全く無関係なITベンダーとユーザー企業の関係のお話。 もぬけの殻になるユーザー企業IT部門 ユーザー企業のIT部門は、ここ20年くらいで急速にアウトソースが進みました。かつては、自社…

130万円でPM

話題になっている130万円上限PMです。 いうまでもなく130万円って大手ベンダーのSEに毛が生えた程度の金額です。 前にも書きましたが、IT業界は全体的に単価が上がっているようです。こちらは、エンジニアですが、100万円でも人が集まりません。 元請けはど…

AWSに駆逐される人々

最近、うちみたいな中小日本企業でもAWSを始めとした、インフラのクラウド利用が進んできています。 JUASの「企業IT動向調査報告書2013」ユーザー企業のIT投資・活用の最新動向(2012年度調査)によると、プライベートクラウドについては、売上高1兆円以上の…

「正社員の雇用を守る」のはそんなに重要なことなのか。

前回IT部門の人員構成の話をしましたが、IT部門は恐らく他の管理系部門より、派遣、アルバイトなどの非正規雇用や、業務委託が積極的に活用されてるように思えます。 これは、歴史的な背景もあるのかもしれません。80-90年代くらいにシステム開発が企業にと…

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