新たなシステム開発をしようとすると、当然経営者からは、「投資対効果は?」と聞かれます。
一時期,、はやったIT投資効果、IT-ROIみたいなやつです。
当然、数十億、数百億かかる投資には効果を見るのは当然で、投資対効果を測定するためだけに、数千万円もかけてITコンサルに発注したりします。
そうすると、コンサルは、後に続く開発プロジェクト受注に向け、数字を作るわけです。
ざっくりいうと、コスト削減効果と、売上向上効果を算出(よく言えば)し、キャッシュフローを考えIT投資の効果を算出します。(DCFとかIRRとかいうキーワードがでてきます。)
この際l、コスト削減効果は、まだいいんです。ある程度実現可能なんですが、売上サイドはかなりいい加減です。
例えば、新たなECサービスだったりしたら、「このマーケットはまだ拡大中です。そのため市場規模はN総研の推定値を利用し、うちXX%のシェアを取れると想定すると。。。」
市場規模はともかく、XX%のシェアなんてかなりいい加減です。ひどいと競合が3社だから40%とかもあったりします。そんな場合は、楽観ケース、悲観ケースとか分けてごまかしたりしますが。
まあ、なんだかんだで数字はできるわけです。
当然「絶対儲かります」などといわずに「こういったケースで、こうなると効果はでます。でも、こうなると効果はでません。」みたいな結局何も言っていない回答になったりします。
そんな状況で、あとは経営者が説得できれば、システム開発はGOです。
で、そんなでかい開発を行わない中堅企業はどうするかというと。。。