先日、ちょっとした理由で、はやりものの本をたくさん買って、知人に届けなければならならず本屋で物色していた際に買ったのがこちら。
正直、普段なら決して買わない書籍ですが、近くにいた若者が「10万部突破だってよ。これ売れてるよな」と言っているのを聞き、中身も見ずに購入。知人に持っていく前にちょっと読んでみたところ、なんとも不思議な世界が。。。
場をコントロールする
本書で言っていることは、単純にいうと、この世界には、宇宙エネルギーが満ちている「場」が存在し、その「場」をコントロールすることで、思考が現実化していくというものです。著者は、この場のことを、「可能性の場(FP:Field of Potentiality)」と呼んでいます。
このFPに働きかけると何が起こるかと言えば、
エネルギーを意のままに操り、欲しいものを何でも手にいれることができるようになる
だそうです。文書中の事例としては、病気が治るとか、お金が手に入る等々、各種事例が紹介されています。
まあ、ぱっとみ神秘の世界ってやつです。
量子物理学の世界
で、この神秘の世界っぽいところに、ちょっと科学っぽさを加えているのが量子物理学の知識です。自分はこの分野の専門でないのですが、
量子物理学の世界には、目に見えない「エネルギーのフィールドが登場する」…私たちがいつも目にしている物質的な世界は、実はこの目に見えない「FP」に支配されている。
とのことです。
物質もすべてエネルギーで構成されており、この世の中には宇宙エネルギーで満ちている。その宇宙エネルギーで満ちた場に、意志や願いを送り込めば、それが現実化するという話です。
「正直それって、無理やりこじつけてない?」と思うところも多々あります。
物理学者は、宇宙は従来の物理法則が当てはまらない場所だということを知っている
とは言っていますが、当てはまらないからといってFPに願えば何でもかなうというは。。。
確かに、科学で証明できていることは、この世の中のほんの一部であり、人類にはまだ知られていない現象は多数あるはずです。また、本書が指摘するFPが存在しないことを証明するのは不可能で、「こんなの絶対ありえない」などとも言えません。
もしかすると本当にFPとやらがあるのかもしれませんが、無理に科学的にしようとしている感じもあり、まあ神秘の世界的な感じが漂ってきます。
届け物
本書には、このスピリチュアルの法則を体験するための実験が9つ用意されています。
例えば、実験1は、「FPの存在を証明するために、偶然では片付かない証拠を48時間以内に見せろとFPに働きかける」というものです。FPに働きかけると、なにか予想外のプレゼントがあるとか、モノが見つかるという結果が48時間以内に提示されるというものです。
まあ、試しに実験1くらいはやってみるかということで、言われた通り場に願いをかけました。
で、願いをかけた1時間程度たった後に、携帯に見知らぬナンバーから電話が。
出てみればなんのことはない、近所のクリーニング屋。
「お客様のポケットから、XXXのカードがでてきましたので、取りに来ていただけますか?」
!!!。おっ、これは1週間探していてどうにも見つからなかったカード! 本当に困っていたところに意外や意外、驚き!!
まあ、統計的に見えれば十分ありうるのかもしれません。「こんなのたまたまでしょう」とも言えるし、「FPの力だ!」とも言える分けで、どちらが正しいとも言えません。
あとは、「信じるか信じないかはあなた次第」ってやつです。
他の実験もやってみようかなぁ。