よくあるトレンドについての記事ですが、こちらはちょっとマイナーな技術トレンド25だそうです。
【Tech通向け保存版】ここまで押さえておけば間違いない25のTechトレンド特集 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
SOHO向けサーバーが売れる?
4番目にサーバーという項目があり、
メールサーバー、ファイルサーバー、ルーターなど多くの専用端末でオフィスが一杯になっているでしょう。そんな多種機能を全て備えた製品がこれからは台頭してくると述べています。その上で、edgeBOX office SOHOが低価格、多機能サーバー製品として紹介されています。
と言って紹介されてます。SOHOでサーバーが売れるって?ちょっと意外です。
サーバーと言えば、これからコンシューマーには売れなくなるプロダクトの筆頭のイメージがあります。
一般の企業は、サーバーのハードを自前で調達・運用するのではなく、クラウドから機能を買う方向に移行するため、機材もってメンテするなんて面倒なことはやめる方向に向かっているかと思っていました。
ちなみに、原文をたどってみると
The Future-Proof Entrepreneur: 25 New Tech Trends
"Office in a box"と紹介されています。
例えばこんな商品らしいです。
どちらかというと、多機能デジタル家電みたいな感じです。
持たざる経営はどこに
しかし、こういったものを購入するニーズが米国にはまだあるんでしょうか?
ちなみに、うちみたいな中小・中堅の企業だと、メール、ドキュメントサーバー等々はクラウドの方がずっと楽で安価です。特にファイルのストレージなんかは、googleやamazon等々は激安で、自社でストレージ買うなんて想像できません。
自社でサーバーなんか持つと、以下のような面倒なことがあります。
- サーバールームの設置
- 運用監視
- 機材が古くなった際のリプレイス
- バックアップ等、データの保全
- セキュリティ対策(決して専門がいるわけではないので苦労する)
- 社外からのアクセスルートの確保(外出先からメール見たい等ニーズは強い)
- オフィスビル停電時の対応
等々、数えきれないくらいの面倒を抱えることになります。それこそ、googleの法人向けサービスや、サイボウズ、SalesForce.comで十分です。
それでもこういった商品が出てくるということは、小規模会社ではニーズがあるんでしょうかね。どういった企業が買っているのか見てみたいものです。
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