以前、facebook等の認証で文字列を入力する作業が、書籍の電子化につながっている話をこちらでしました。
(こいつです)
このreCAPTCHAと呼ばれるこの技術は、不正なアカウントを自動作成するロボットを排除するための認証の仕組みです。
画面上に文字列が表示され、それを人間が入力するだけなのですが、実はこの文字列が紙書籍から取り込んだものだったりします。紙から取り込んだ文字列のうち、機械では認識できなかったものがここに表示され、人が読み解き、入力することで、書籍の電子化につながる仕組みです。
機械が得意なこと、人間が得意なことをうまく使い分けた素晴らしいアイデア技術です。
こんなreCAPTCHAですが、これまでの文字入力からクリックに変更されそうです。
人間とボットを「ワンクリック」で判別できるグーグルの新技術 « WIRED.jp
グーグルの「No CAPTCHA reCAPTCHA」という技術らしいのですが、これはクリックするマウスの動きなどから、ロボットでないことを判別するそうです。
うーん、書籍の電子化はどこに行ってしまうのか?
この背景には、
「CAPTCHAを解読できる」最新式人工知能 « WIRED.jp
ということで、文字認識が人工知能で解読されてしまっていることがあるようです。
ということは、結局書籍の電子化は、この最新式人工知能がやってくれるのでしょう。たぶん。