中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

ここまでやるか公共サービス

先日、20時ごろ家路の途中、お巡りさんが自転車に乗る女性(50代ぐらい?)を止めているところに遭遇。その際のお巡りさんのサービスレベルについて。

 

原因の究明

お巡りさんは、自転車のライトが点いていないということで止めたようで、女性は、

  • 「どうも壊れているみたいで上手く点かない」

とのこと。

ここで、

  • 「じゃあ、自転車屋に行って直してください。それまでは歩いてください」

といえば終了なはずなのですが、そんな冷たいことは一切言わず、お巡りさんは更に会話を進め、

  • 「ここ回してみましょう。うーん、ここは接触大丈夫のようですね」
  • 「では、これを外してみましょう。あれつきませんね」

ライトはダイナモを使った古いタイプのようなのですが、あれこれを触っては回し、触っては回し。

  • 「ダイナモは大丈夫のようですね」

おおっ、障害を切り分け、原因の究明を探ってる?

5分程度したところで、最終結論が出たらしく

  • 「これ玉(電球)が切れているようですね。」

とのこと。無償で原因を特定しています。

 

解決策の提案

原因を特定するだけでなく、さらに、

  • 「自転車屋ならそこのショッピングセンターにありますが、20時過ぎているので、しまってますね。家電量販店なら玉買えると思います。そこならまだ空いていると思います」

と、解決方法までを提示するという。なんというサービスレベル!!

そこまでする必要は全くないはずですが、ここまでやるとは!

 

何がそこまで駆り立てるのか

お巡りさんにしてみれば、こんなにサービスしても、お金がもらえるわけでもないし、査定が良くなるわけでもないかと思います。こういった金銭や評価といった外的なモチベーションは働かないはずです。

内的なモチベーションではあるのかもしれません。とは言っても、それほど達成感があるわけでもないでしょうし、自身が成長したとも感じられるとも思えません。

日本人は実は個人主義で、狭い国土のため周りの目を気にして親切にするといった説もあります。

 

まあ、親切なおまわりさんということで、話は終わらせておいた方がよいのかと。

 

(日本人の話、詳しくはこちらに) 

(日本人)

(日本人)

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ