駅の案内板
先日、いつもの通勤ルートを歩いていてふと気づいたのですが、地下鉄の案内板(天井からぶら下がっている細長いやつ)が、更新されていて、日本語・英語に加えて、中国語、韓国語での案内文が追加されています。
こういうやつです。
これって変更に結構コストかかりますよね。一枚買えるのに材料費と工賃で数万円iは飛ぶんじゃないかと。一駅で百万円はかかりそう。
他にも更新が多そうなもの
駅の案内板以外にも、物理的な更新が必要な案内板は結構あります。
飲食店のレジ上のメニュー(コルトン)とか。
ビルの会社案内版などもそうかと。こういったのは都度更新があるたびに作り替えています。
電子化すればよいけれど
じゃあ、デジタルサイネージの導入とういうことで、液晶パネルにすればよいのではと思うかもしれませんが、これもなかなかコストがかかります。こんなの
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コンシューマー向けの液晶TVは、30インチ3万円とかありますが、業務用となるとサイネージの制御端末をつけるなどあり、十万円を超えることもしばしば。
(コンシューマー用は安いです。これだと3万円切ってます)
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更に、天井からつるすなど工事が入ると、工賃で数十万円かかります。また、デジタルということで管理PCとLANで接続する必要があり、有線LANの工事ともなると数十万円は飛んでいきます。液晶だと5年に一回くらいのリプレースが必要になりそのコストもかかります。
ですので、鉄道系やショッピングモールなどを除くと大々的に見かけることは少ないかと思います。ちなみに、鉄道系のデジタルサイネージだと広告費が取れるようです。他は全然とれないようですが。
ARなんか役に立つだろう
こういった情報伝達物(パネル等)はこれまでは、情報発信側の物理的な機材を更新して情報を提供してきましたが、こういうのはARとかで情報の受け手側が見たい形で見るようにすればよいのではないかと。
例えば、言語。中国語で案内を見たい場合は、スマホにARのアプリいれてそれをかざせば、中国語コンテンツでみられるといった感じで。
中国語コンテンツの作成にコストはかかりますが、それはコルトンにしても、サイネージにしても同様のコストがかかります。ただ、ARアプリでやれば、更新も楽でしょうし、なにより、情報発信側が、コルトンや液晶パネルを用意する必要がなくなります。
考えはするが進んでいない
と、こんなこと誰でも思いつくだろうと感じたので、検索してみたらこんなのがでてきました。2012年の資料です。
2012年からアイデアはあるのですが、進んでいないようです。国がからむと全然進まないいつものパターンでしょうか。
2014年にはこんな話題も
ベンチャー企業のボクシーズ(東京・千代田、鳥居暁社長)が開発した技術を活用。3月末から渋谷駅で渋谷駅周辺地域ICT活用検討協議会が実証実験を実施中だ。国交省や東京大学、KDDIなど携帯電話各社、鉄道事業者などが参画する。
これもその後どうなったのかと思いこの会社のサイトを見ると、今は、putmenuというメニューの多言語対応するアプリを押しているようです。
はたして、渋谷はどうなったのか。。。
こういうのって、国から地方に金ばらまいて、地方単位でAR化の企画の募集とか行うのでベンダーばらばら、アプリもばらばらとかなりがちです。
日本に来て、市区町村単位で別のARアプリいれなければならないととかなったら最悪です。日本に来たらこれ一本みたいなのつくれば良いと思うのですが。
なんなら、PokemonGOにのせちゃえばと。
結局流行ネタで失礼しました。
(AIとARは今年のはやりですね。この本はちょっと古いですが、この先の見通しがよくまとまってます。)
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