中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

Nature誌の査読もせめられているようで。。。

 英語の話の途中でしたが、ちょっと別の話題を。

 

 最近話題のSTAP細胞、一時期持ち上げられて、その後コピペ問題等々で急激に評判を落としてますが、そんな論調の中に、Nature誌の査読に対する批判もちらほら。

 

 個人的には生物とは全く分野の違う研究なので、はっきりわからないのですが、今回のSTAPの論文にかかわらず一般論として、いくら真面目に研究してデータ取って、真面目に書いて(画像のコピペなど使わずに)も、それなりにミスは発生するのかと。

 ましてやそのミスを見抜くのは結構困難だったりするのではないかと。

 

 以前もこちら、「研究結果」なんて嘘っぱち!? - 中堅企業IT部門の日常で書きましたが、統計的に見れば研究結果には結構な割合でミスが含まれます。

 

 また、「バイオベンチャー向けのVCの経験則では50%の研究成果が再現できないといわれています。また、あるバイオテクノロジーの企業が、がん研究の目立った研究53のうち再現可能性があったのはわずか6しかないという事例が掲載されています。」というように、実際には多くの再現できない研究結果が論文誌に掲載されています。

 そもそも掲載される研究成果は、掲載後に検証され正当性が時間とともに評価されていくべき位置づけなのかとも思います。

 

 査読時に再現なんていくらお金と時間があってもできないので、文字面とデータを追って検証するしかなく、ある程度の誤った結果の論文が入り込むのは仕方ないのかとも。

 

 ちなみに、経営学社会学の研究では、あまりに外部環境が変わりすぎるので、更に再現が難しかったりします。

 

 まあ、画像のコピペも、そう簡単に見抜けないでしょうね。。。ツールで分かるのでしょうか?

 

 STAP細胞も今後、いろんな人が検証してくれると思うので、その結果を待ちましょう。

 

 以上、なんとなく気になったので。

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