中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

アルコールで調子はよくなるのか

お酒の席ではついつい調子がよくなってしまいます。大失敗はしませんが、それでも「なんであんなこと言っちゃたかな」と、翌日落ち込むことはざらです。

 

性格のビックファイブ

人の性格を測定する方法は、数多く研究されてきましたが、最近よく見かけるのがビックファイブです。

性格を次のような5つの因子で説明できるとしています。

  • 外向性(extraversion)
  • 協調性(agreeableness)
  • 良識性(conscientiousness)
  • 神経症傾向(neuroticism)
  • 開放性(openness)

詳細はこちらを。

blog.sme-itdept.com

 

ビックファイブとあるコール

このビックファイブを使って、アルコールを飲む前とあとで性格がどう変わるかを研究したグループがいます。

wired.jp

この実験では、参加者に事前に性格のアンケートを取り、被験者本人がアルコールを飲む、飲まないでどのように性格が異なると考えているかを自己評価します。
そしてアルコールを飲み、3、4人のグループになり、ゲームを行います。性格がどのように変化したかを参加者及び、研究者が評価します。

 

結果としては、

被験者たちの自己評価は、彼らが性格の5つの因子すべてにおいて変化を感じたとの結果になった。たとえば、素面のときと比べて誠実性のレヴェルはより低く、外向性や感情の安定性はより高いレヴェルになった。

自分では、酒を飲むと、より誠実ではなくなり、外交的になると思ってます。まあ、酒を飲むと勢いにのって調子がよくなり、ついつい悪いことをしてしまう、そんな感じでしょうか。

これに対して、外部の観察者たちは、外向性においてのみ有意な違いを記録した。アルコールを摂取した被験者たちは、より社交的で、肯定的で、対話的だった。

とのことです。つまり、他人から見たら、自分が思っているほど性格は変わっていないということです。

 

自分では、調子に乗って言い過ぎたかなと思い、翌日謝ったりすると、「え、何が」という反応が多々あります。

 

お酒を飲んで、あー失敗したなと思っても、それほど気にする必要はないのかもしれません。まだまだ調子に乗っても大丈夫です。

 

 (ビックファイブについてはぜひこちらを)

性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された

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