ちきりん氏とプロゲーマの梅原氏の対談の書籍です。
最初の話題が学歴です。
ちきりん氏は例によって、「学歴なんていらない」派です。本人も「煽っている」というだけあって「学歴はあった方が良い」という梅原氏の意見を最後まで否定しつづけます。
個人的には、特にこれとってやることのない人は、”とりあえず学歴”をという意見です。梅原氏の意見にほぼ同意です。
さて、「学歴なんていらない」という意見は結構聞きますが、そういう人はたいてい本人も高学歴です。
ちなみに、(出所忘れましたが)とある研究によると
- 高学歴になるほど、自分の力で問題を解決できる、未来を切り開けると信じる傾向が強くなる
とか。とすると、「学歴いらない」派が生まれるのは、
- たくさん勉強させられ、なんとかやって学力があがる
- 学力があがり、学歴があがる
- 努力の結果により学歴を得た体験から、自分の力を信じるようになる
という流れがあるのかもしれません。
確かに学歴いらない派が言う、自分の力でなんとかなるというのは事実かもしれませんが、自分の力を信じる気持ちは、そもそも大学受験で成功するなどしないと、身につかないかもしれません。結果、高学歴の人ほど「学歴なんていらない」と言いがちなのかもしれません。
ということで、自分でやれると信じるのに手っ取り早いのは、勉強して高学歴を手に入れることかもしれ。「やることなければ勉強くらいしときなよ」というのが、40後半で身にしみて感じることです。
(そんなに新しいことは書いてないのですが、このあたりのことが、よくまとまっている読みやすい書籍です。)