中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

日本語を改善する - 語彙を増やす

ブログを書いていると、もう少し文書力を向上したいと感じることがあります。別に文学的な文書を書きたいとは思いませんが、人並みの文書を書きたいという気持ちはあります。

 

語彙力を増やす

そんな中、最近読んでいるのがこちら、 

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

 

 

語彙力を質と量の観点から、強化していくという内容。

 

単純に「本をたくさん読みましょう!」みたいな、根性論ではなく、体型的に語彙の質・量を向上させる内容となっています。

 

例えば、量を増やす方法としては、類義語を考える、対義語を考えるなどが、あげられています。

一見当たり前のことのように思えますが、じっくり考えてみると予想外に勉強になります。

「破壊的」の対義語は、「創造的」です。「壊す」「創る」が正反対の意味になっています。ここまではパッと思いつくのですが、さらに本書では

「建設的」も有効です。「破壊的」と「建設的」の組み合わの対は、建物に対してよりも、発想や議論においてもよく使われます。

対義語も、言葉の意味やシチュエーションを考えると複数存在することが多く、意外に奥が深いことに気づきます。類義語も合わせると広がりが増します。

「建設的」の類語である「生産」が目に入って、「生産的」と考えた人がいるかもしれません。それもまたよいでしょう。

というように、「破壊的」の対義語として、「創造的」「建設的」「生産的」を浮かべることができるようになれば、確実に語彙は増えていくかと思います。

 

他にも、「路線バス」「建売住宅」「つめこみ教育」の対義語は何か、という問題も合わせてでており、なかなか考えさせられます。こちらはぜひ本書を読んで確かめてください。

 

日本語は生活の一部であり、意識して学ぶ対象では通常ありません。しかし、本書で紹介されているような切り口で、語について考えることで、語彙力の質・量がきっと鍛えられるのではないかと感じる書籍です。

 

実践が大切なんだろうな

さて、もともとお勉強好きな面もあり、こういった本はよく読みます。「XX力を鍛える」的な書籍は大好きで、読書だけでなく、スクールに通ったり、資格を取ったりとこれまでインプットはしてきました。

しかしながら、それが何か結果につながっているかというとかなり疑問です。よく言われる、お勉強だけしてなにも役に立たない、迷走サラリーマンです。

 

こういったスキルはアウトプットしてようやく定着するもので、本を読んだだけだと、かしこくなった気になるという程度です。このブログで文書を書いて、少しでも語彙が増えるのを祈るばかりです。

 

 

(こちらは語彙よりも大きい単位、文章についてどう書くかという書籍です。各所で紹介されていますが、体型的に分かりやすく書かれています)
【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)

 
 
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