ブログを書いていると、もう少し文書力を向上したいと感じることがあります。別に文学的な文書を書きたいとは思いませんが、人並みの文書を書きたいという気持ちはあります。
語彙力を増やす
そんな中、最近読んでいるのがこちら、
語彙力を質と量の観点から、強化していくという内容。
単純に「本をたくさん読みましょう!」みたいな、根性論ではなく、体型的に語彙の質・量を向上させる内容となっています。
例えば、量を増やす方法としては、類義語を考える、対義語を考えるなどが、あげられています。
一見当たり前のことのように思えますが、じっくり考えてみると予想外に勉強になります。
「破壊的」の対義語は、「創造的」です。「壊す」と「創る」が正反対の意味になっています。ここまではパッと思いつくのですが、さらに本書では
「建設的」も有効です。「破壊的」と「建設的」の組み合わの対は、建物に対してよりも、発想や議論においてもよく使われます。
対義語も、言葉の意味やシチュエーションを考えると複数存在することが多く、意外に奥が深いことに気づきます。類義語も合わせると広がりが増します。
「建設的」の類語である「生産」が目に入って、「生産的」と考えた人がいるかもしれません。それもまたよいでしょう。
というように、「破壊的」の対義語として、「創造的」、「建設的」、「生産的」を浮かべることができるようになれば、確実に語彙は増えていくかと思います。
他にも、「路線バス」、「建売住宅」、「つめこみ教育」の対義語は何か、という問題も合わせてでており、なかなか考えさせられます。こちらはぜひ本書を読んで確かめてください。
日本語は生活の一部であり、意識して学ぶ対象では通常ありません。しかし、本書で紹介されているような切り口で、語について考えることで、語彙力の質・量がきっと鍛えられるのではないかと感じる書籍です。
実践が大切なんだろうな
さて、もともとお勉強好きな面もあり、こういった本はよく読みます。「XX力を鍛える」的な書籍は大好きで、読書だけでなく、スクールに通ったり、資格を取ったりとこれまでインプットはしてきました。
しかしながら、それが何か結果につながっているかというとかなり疑問です。よく言われる、お勉強だけしてなにも役に立たない、迷走サラリーマンです。
こういったスキルはアウトプットしてようやく定着するもので、本を読んだだけだと、かしこくなった気になるという程度です。このブログで文書を書いて、少しでも語彙が増えるのを祈るばかりです。