中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

日本語を改善する - 語彙を作る

引き続きこちらの書籍より

 

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

 

 

前回は、類義語、対義語を考えることで語彙が増えるという話でしたが、今回は、語彙を自分で作ろうという話です。

 

形態素解析

語を分解し意味を持つ最小構成を「形態素」と言います。

例えば、本書で紹介されているのは、

「国立国語研究所」->「国立/国語/研究/所」

というように、「国立」、「国語」といった語が、形態素と呼ばれます。

 

文書などを形態素に分析して、それぞれの形態素の品詞などを判別する方法を形態素解析と言います。

 

形態素をつけて新たな語を作る

本書では、形態素をつけて新たな語を作る方法が紹介されています。

例えば、人につく形態素は「人(にん)」、「人(じん)」、「者」、「民」があり、これを他の形態素組み合わせることで語ができます。

「人(にん)」→「料理人」「管理人」、「案内人」、「保証人」等

「人(じん)」→「社会人」、「組織人」等

「者」→「編集者」、「業者」、「芸者」等

「民」→「住民」、「避難民」、「ネット民」等

 

活動の造語は数多く

他にも、「活」なんてのもあります。

「婚活」、「妊活」、「離活」等

 

「活」は、人生のステップを踏む際に表現される語と組み合わせればどんどん作れそうです。

  • 昇進できるかの評価が迫っているときに上司にすり寄る、「昇活」。
  • やっぱり会社を辞めようと思い身辺整理をこっそりと始める、「辞活」。
  • 会社人生に気づまり、資格取得などに足掻き始める、「足活」。

こうやっていけば、いくらでもできそうです。最近、なんでも「活」をつけるので、食傷気味ではありますが。

 

こうやって常に考える切り口を持ち、意識していれば、徐々に語彙も増え文書も上達するのではないかと。

 

 

(語彙を増やしたい方おすすめです。) 

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

 

 

  

 

 

 

 

 

 

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