中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

ひそかに忍び寄るベンダー接待

 IT部門はベンダーとついつい密接になってくるんですが、個人的には極力距離をおきたいと、いつも思ってます。あまり密になって最後の最後で、価格交渉が弱くなったりするとそれは会社に対してマイナスなので。

 例えば、接待関係は極力断るようにしており、飲みに行っても割り勘もしくは、場合によっては若手のSEが多かったりすると、こっちが出したりもします。

 

 ただベンダー側もいろいろと手を使ってきます。多いのが、エグゼクティブセミナー系です。

 ベンダーはセミナーを多数開催しているのですが、大手になるとユーザー企業のマネジメントクラスを対象にしたセミナーをやっていたり、もしくは、一般参加も可能な大規模セミナーにマネジメント用の席を用意してたりします。

 さすがに金もかかっているので、場所もよいところで、キーノートも著名人が来たりします。時には、海外の有名な研究者が出演したりします。マイケルポーターが出てるようなこともあります。

 

 で、こういったものの招待状をまずベンダーはマネジメントに渡すわけです。そうすると、マネジメント層も結構、興味を持ち行きたがったりします。一人で行けばよいのですが、IT部門のメンバーに参加を求められることも多く、忙しいさなか、参加させられる羽目になります。

 

 セミナーだけなら良いのですが、その後懇親会などもついていることが多く、そこで先方の営業から役員から出てきて、接待的な状況になってしまいます。時にはその後もう一軒とかなると、完全に接待モードになったりします。

 

 実際この程度のことで影響を受けることはまずないのですが、時折、マネジメント経由でベンダーが交渉したりもするので、そうなると多少面倒なことになります。

 

 まあ、ITベンダーだけでなく、他社の人とは、五分五分の付き合いがよろしいかと。

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