ITのデスマーチはベンダーだけの話かというと、そうでもありません。ユーザー企業でも時としてデスマーチに陥ります。
BtoCの店舗を持っているIT部門だと、大抵はまるのはITだけでなく、周辺のハードを含めたプロジェクト管理ではまる場合です。
例えば、新店オープンの際に、ITベンダーの機材は届いているんだが、回線が間に合ってない、とか、回線は来ているが構内LANがどうもつながっていないとか。
更には、店舗やショッピングセンターのサイネージみたいなものもPCでの管理が進んでおり、これもIT部門が面倒みたりします。
こうなると、業者が10近くに上り、その調整が困難を極めることになります。
大抵はこういった取り回しは、20代~30代の若い衆に任せるのですが、時折失敗します。 で、年に一回くらいデスマーチに突入し、40代後半に突入しそうな中間管理職が呼び出されます。
店舗系なんて基本深夜作業な訳です。夜入ってハード的な作業で工事業者と仕事して、朝寝て、昼からソフト的な作業でITベンダーと打ち合わせるという、モーレツサラリーマン状況に突入します。
昔はそれでも開店前1,2週間は持ったのですが、最近は3日で限界です。その疲れが1週間近く抜けず、日中はもうろうとしながら会議に出ることになります。
40過ぎたら現場は禁止とか、就業規則に書きたいくらいです。
(ソフトウェアだけじゃないけど。。。)
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
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