日本国内は3月決算の会社が多く、4月から新年度が始まる会社が大半です。新年度には組織変更も行われ、付き合いのあったベンダー企業も部長や役員が変わったりします。
組織変更のご挨拶
組織変更があると、ベンダー営業からくるのは、
組織変更がありましたので、一度ご挨拶に
というやつです。
そりゃ、メインベンダーで年間何億も投資しており、役員とも年に1、2回会う企業なら、まあそりゃ仕方がないかという気持ちではあります。
しかし、大した取引額もなく、部長なんて数年前の着任挨拶依頼あっていないような場合でも、部長が変わるとなると「挨拶を」と言ってきます。
トップを出せというベンダー
部長クラスまでなら、自分で対応可能ですが、先方が役員を連れてくるととなると、こちらもそれなりのポジションの人を出さないといけなくなってきます。
しかもベンダーも大手となると、向こうが役員を連れてくるのでこちらの社長・副社長クラスを出せと言ってくることもあります。
そうなるとこちらも大ごとです。事前に社長・副社長の時間を抑え、状況を報告し、更にベンダーのお偉いさんをお迎えてと、かなりの手間がかかります。
しかも、ここまでしてトップ同士を合わせたとしても、ITベンダーと中堅企業の経営者なんてさほど話題も合わないわけです。なんとか30分話をつなぎ、ベンダー役員が、「引き続き弊社から情報提供させていただきます」など締めくくることになります。
それに対して、こちらのトップは「引き続き弊社から情報提供させていただきます」とか言うわけです。そうなると、もう一回こっちでくだらない営業を受けて対応する必要がでてきます。
時間を取るだけなんです
組織変更の挨拶はベンダーにとっては重要な営業タイミングです。ぐだぐだ30分くらい話して最後は大抵、次回の営業への糸口を見つけて終わります。結局、もう一回くらい営業活動に付き合うはめになります。
こちらとしては、4月のくそ忙しい時期に貴重な時間を割いて、ベンダーの営業を受けているだけです。
もう、トップの異動挨拶なんてやめましょうよ。どうせすぐ忘れるだけなので。