中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

社会人デビューにはぜひスーツから

スーツって、社会人デビューな方には最適なファッションアイテムなんです。

 

理系むさいくんもK大いけてるくんもスタート地点は同じ

15年近く前のお話。

 

当時、理系でITを学ぶむさいくんでした。UNIXユーザーとかよんで、「おれらが本当のIT人材」とか言っている感じでした。服装は見るも無残な様相で、5人そろえば4人がチェックのシャツ、一人がアニメのTシャツという状況です。

 

一方で同じ理系でもK大なんてのは、かなりいけてるわけです。なぜか六本木なんて場所にちょくちょく遊びにいっており、チェックシャツなんて来ているやついません。。服もセレクトショップップとやらで購入、バッチリきまっているわけです。

 

どうみても、理系むさいくんは、ファッションではもちろん人間としても負けている感じなわけです。

 

でも社会にでると一発逆転が起こります。

社会人としては理系むさいくんも、いけてるくんもスタートは同じになります。理系むさい大学を出た人間も実はそれなりの能力があるので、それなりの年収にはありつけるようになります。下手したらいけてるくんよりももらえるようになります。

 

そして社会人のファッションといえば、まずはスーツです。カジュアルファッションでは1万時間くらい費やさないと追いつけませんが、スーツとなれば経験年数はほぼ同じ、これなら勝負になります。

 

はやりのセレクトショップでスーツオーダー

社会人最初にスーツを買ったのが、BEAMS。セレクトショップなんて私服だって買ったことないのに、社会人デビューで右も左もわからずにとりあえず飛び込んだのがここ。

私服フロアでは全く相手にされない自分も、スーツフロアならそれなりに相手にしてもらえます。だって、当時スーツは既製品でも7,8万円くらい、パターンオーダーでも10万円前後からだったので、むさい男がやってきてもいちから教えてくれます。

 

で、最初は既製品だったのですが、店の人から「お客様は既製品よりパターンオーダーの方がぴったりあいそうですよ」など言われ、途中からパターンオーダーに。

スーツだけで10万円を超える世界に。

でも、体に合わせると違うわけです。見栄えも違い、まわりの評価も違ってきます。立食の合コンパーティーなんかではうけがちがってきます。

ここまでいけば社会人デビュー完了です。少なくともスーツ着ている時間帯は、いけてるくん達にも気後れすることなく、付き合うことができます。スタートダッシュはできたわけです。相変わらず休みのカジュアルはだめですが。

 

 (ついでにこんなので勉強してたりするわけです。ちなみにこの本は新版です。)

[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

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再び差は開いていく

 

でも、むさいくんがついて行けるのは、30代前半くらいまでです。結婚して、住宅ローンを組んで、子供が生まれると、徐々に差は開いていきます。

もともともファッションなんて興味もなかったわけですから、少ないお金を優先的に使うのは、ITガジェットだったり、飲み代だったりするわけです。

また、最近はクールビズなどもあり、職場でスマートカジュアルみたいなのもふつうになってきています。こうなると、更にむさいくんは不利な状況になってきます。

 

でもいけてるくんは、もともとファッションに興味があり、素養もあるわけでうまくやっています。こうやって、いけてるくんとまたむさいくんの関係に戻っていくわけです。

そして、40代も中盤すぎてくると、服装なんてどうでも良くなるわけです。とりあえず汚いと言われない程度で、ユニクロのYシャツで固めることになります。

 

なんか、一瞬輝いて、またもとに戻っていく、『レナードの朝』を思い出しました。切ない話です。

 

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