最近話題のクラウドソーシングですが、働くとなるとそれなりに敷居があります。
昼間会社で働いている人にしてみれば、クラウドソーシングの大半の仕事は、割安に感じられます。また、新規参入のワーカーは安く受注しないとなかなか受注ができないといったこともあり、気合を入れないと一つも仕事受注できなかったりします。
マイクロタスク型クラウドソーシング
クラウドソーシングにもいくつか仕事の種類があり、マイクロタスクと呼ばれる、超単純な作業をこなして、わずかな小銭を稼ぐ仕事もあります。この分野なら比較的容易に受注できます。アンケート答えて数円に近い世界です。
この分野で有名なのは、ECサイトのamazonが運営しているAmazon mechanical Turkです。
Amazon Mechanical Turk - Welcome
仕事の発注は米国からしかできないようですが、受注は可能です。
このサイトでは、写真のタグ付けなのどの仕事がでています。例えば、親子が公園で遊んでいる写真を見せられて、それに関連するタグを入れるという作業です。"family", "park"などと入れていきます。こういった作業をいくつかこなすと報酬が得られて1件$0.05などの小額報酬が手に入ります。平均時給は$1〜2程度です。
「いったい誰が働くんだこんな報酬で?」という疑問はわきますが、ある調査によると半分はインド人だそうです。生活コストの安い英語を話す人々にとっては、十分な金額になりえます。
では、みんなアジアの生活コストの安いワーカーというとそうでもなく、米国人もいます。そういった人々は、ちょっとの空き時間とかに暇つぶしてでやっています。テレビ見るよりは、コーヒー代稼げるしといったところでしょうか。
スマホ特化のクラウドソーシング
いくら暇な時間とはいえ、わざわざ時給$1のためにPCに向かうのは面倒という人も多いかと。そんな人には、最近出てきた、スマホ向けのクラウドソーシング"Spare5"があります。
スマホにインストールして仕事を行います。Facebookアカウントが必要なようですが、持っていれば登録は一瞬です。
登録が完了すると、仕事の種類ごとに一覧が出ます。
が、Tag Imagesしか出たことがありません。
それをタップすると次ような画面で仕事が表示されます。
と言いたかったのですが、めったに仕事がでてきません。恐らく、仕事の量より、ワーカーの数が多いのか、仕事がなかなか表示されません。
この場合、うまくいくと写真とその横に関連しそうなタグがならんでいる画面が表示されます。写真を見て、実際に関連するタグをタップし、選択して完了を押すと一つの仕事が完了します。
複数の写真のタグ付けを行うと、数セントの報酬が得られます。
実際やってみると、仕事として分が悪いのも事実です。こんな手間かけて、数セント、という内容ではあります。
でも、ちょっと考え方を変えて、帰りの電車でスマホゲームやるよりは、お金も入り、英語の勉強になると思えば、それなりに意味はあるかもしれません。
(クラウドソーシング提唱者の本です。ちょっと古いですが、入口として読んで損はありません。)
クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ジェフハウ,Jeff Howe,中島由華
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